司の命日 | +++It's Blue Life+++ 第2章
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明るい精神病患者を目指していたけれど挫折し、現在主婦ニート。

精神を病んでいる、九州在住のクラリネット吹きの、ヘタレブログ。
時には毒も吐いてます。

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司の命日
自分がマッチョですべすべになっている夢を見た潤子@夢見が悪い…です。
こんばんは。

今日14日は純子の最愛の恋人、司が死んだ日。

0時になって日付が変わった途端、純子の口から大きなため息が。

12日(あれ?13日だったっけ?)に交通事故に遭って意識不明のまま亡くなったんだけども、
あれからもう10年。

10年という月日、純子は司の事を忘れた事がなかった。

司の思い出に縋り、司の思い出を杖にして生きてきた。

10年前のあの日、
車に乗っている司から電話があった。
純子と喧嘩して、純子は大阪から一時熊本に逃げ帰る様に帰省してきていた。

一応司は夜通し運転して純子を迎えに来てくれたんだけど、

「アンタなんかもう顔も見たくない!
どっか行っちゃえ!
アンタなんか死ねばいいのよ!」

と言うことばを投げ付け、司はそのまままた、大阪に帰ってしまった。

そして、その夜、司からの電話。

「昼間はごめんな」…と。

悪いのは純子なのに、司は純子にはやさしかった。

純子も

「ごめん、私こそ大人気なかった。
しばらくのんびりしてから帰るね」

などと言い、他愛もない会話を続けていた。
すると。

「何やねん、あの車…あぶな…」

と言う言葉の途中で、受話器の向こうから物凄い音が。

居眠り運転のトレーラーが反対車線を越えて、司の車に突っ込んできた、との事だった。

電話はまだ切れておらず、周りの

「事故や!事故!」
「救急車よべ!」

などと言う声が聞こえていた。

純子は電話を切る事も出来ずにただ呆然と受話器の向こうのやりとりを聞いていた。

司の声が聞こえないかと。

かすかに

「純子、ごめんな」

と言う声がしたけど、
接触と同時に意識はなかったらしいから、多分空耳だったのかもしれない。

次の日、夕方の新幹線で急いで大阪に帰ろうとすると、神戸を過ぎたあたりで物凄い体の震えと涙と冷や汗が。

「司が…死んだ」

そう、司の死の瞬間を感じていたのだった。
(あとで死亡時間を聞くと同じ時間だった)

お通夜とお葬式。

死を嘆く暇もなく、忙しい用事に紛れて、
司の遺体と一晩中語り明かした。

遺族席に座らせてもらったんだけど、呆然とするだけで、淡々と過ぎてゆく葬儀に、完全に飲まれていた。

最後。
遺体に花を添え、棺に釘打ちする前。

純子はたくさんの人が見ているにもかかわらず、司の遺体の唇にキスをした。

司と純子の関係を知っている人が多かったから、
その光景に涙した人も多かったと聞く。

そして出棺、火葬場へと。

火葬場では一波乱あった。

純子が司の遺体に縋り付き、自分も司と一緒にいく、司と一緒に焼いてくれ、と焼き場の窯の中に入ろうとする。

一仕切りそう言って暴れたあと、意識をなくし、気が付いたら司はもう骨だけになっていた。

そこから小さな骨の欠片を皆に気付かれない様にいくつか集めて貰い、
それは純子のお守りになっていた。

今でも、時々司の幻と話をする純子。
司の幻と言う名の、純子の副人格の司。

分骨した骨は数年前に、司への未練を断ち切りたいと、司の大好きだった宮崎は青島の海に流した。

今でも司の墓前に立つと涙がとまらなくなる。

司の大好きだった白いユリを添え、司の墓前で泣き崩れる。

10年たってもそれは変わらない。

10年立てば忘れる事も出来るだろうと当初は思っていたけれど、実際は別。

忘れるどころか、日一日と司への思いは強くなる。

純子が

「死んだ人は美化される事はあっても決して醜い思い出にはならない」

とよく言うけど、司と言う人柄は美化しようもないほど、美しくて完璧な人だった。

純子を一生懸命守り、
純子のそばにいつもいて
純子を心から愛してくれ
純子を何よりも大切にしてくれた司。

少し歪んだ情愛はあったものの、純子に関しては手放しでやさしく接し、守り続けてくれた人だった。

そんな純子は今でも自分を責め続けている。

あの時「アンタなんか死ねばいいのよ!」と言った言葉が本当になり、
自分が司を殺したのではないのだろうか、とか、
迎えに来てくれたとき本当はすごくうれしかったんだけど意地もあってすぐに帰るとは言えなかった。
あの時素直に一緒に帰っていれば司が事故に遭う必要もなかったと。

司にはどんなに謝っても謝り足りない。

それだけの事をしちゃったんだから。

いつかこの旅路の先で、司に逢えたなら謝ろう。
そしていつもそばにいてくれてうれしかった事も伝えよう。

司の「幻」じゃなくて、司本人に。

司の幻は

「俺、死んだん?」

とトンチンカンな事を言ってるくらいだから。(でも本当はわかっている。
純子が傷つかないようにおちゃらけているだけ)
こんな夜は司の好きだった、「戦場のメリークリスマス」を聴きながら眠るとしよう。

おやすみなさい。
もぶろぐ。 | 02:03 | comments(0) | trackbacks(0)
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